技術経営卒の書庫

自分が読んだ本について、内容を忘れないようにメモしていこうと思います。このサイトはアフィリエイト広告を利用しています

事例

ソフトウェア知的財産―法律から実務まで

[概要] 15年ほど前に書かれたソフトウェアの知的財産に関してどう取り扱っていくべきなのかという本。 基本的な特許の説明もあり、ソフトウェアの事例と比較しながら進めていく。 ソフトウェア知的財産?法律から実務まで 中古価格¥172から(2021/8/1 01:18時…

メイド イン ジャパン 驕りの代償

[概要] 2010年代初頭の日本の家電メーカーの不況期やトヨタの経営者交代について書いてある。 マスコミ出身の書き手だけあって、「成功していればその人の行動はすべてよし。そうでないなら人格や行動に問題がある。」 そのような書き口になっており、論理的…

イノベーションのジレンマ

[概要] 破壊的イノベーションが既存の市場を奪ってしまうことがある。 これは持続的イノベーションにより既存の市場で勝利していた大企業には大変な痛手である。 多くの破壊的イノベーションは新規企業やベンチャー企業によってもたらされている。 イノベー…

テクノロジストの条件

[概要] 古くは技術は存在せず、技能のみであった。 これは職人の技のように秘伝的に方法が散らばって存在しているだけであった。 しかし技能を体系的にまとめたことで技術として一般に普及させることが可能になった。 生産の中心は技能を持っていた人だけで…

NHKスペシャル マネー革命〈第3巻〉リスクが地球を駆けめぐる

[概要] 全3部作あるうちの第3巻。 この本では過去の金融ショックの際にどういう人たちが破産したのか、取引所や政府はどう動いたのかがまとめてある。 NHKスペシャル マネー革命〈第3巻〉リスクが地球を駆けめぐる 中古価格¥61から(2021/6/13 20:33時点)

NHKスペシャル マネー革命〈第2巻〉金融工学の旗手たち

[概要] 全3部作あるうちの第2巻。 LTCMという、ノーベル賞受賞者などの選りすぐりの知識人を集めたファンドの設立までとその倒産までを中心にまとめている。 NHKスペシャル マネー革命〈第2巻〉金融工学の旗手たち 中古価格¥18から(2021/6/12 10:18時点)

NHKスペシャル マネー革命〈1〉巨大ヘッジファンドの攻防

[概要] 全3部作あるうちの第1巻。 この本では金融について学び始めた製作スタッフが金融に関する映画を紹介したり、専門家から話を聞きつつ当時の金融情勢について発信をしている。 著名な投資家達のインタビューも多く掲載されている。 NHKスペシャル マネ…

チェンジ・リーダーの条件―みずから変化をつくりだせ! (はじめて読むドラッカー (マネジメント編))

[概要] テーマはマネジメントとなっている。 マネジメントは経営でも管理でもない。 ここでいうマネジメントの意味・目的は、知識社会において、組織内の個々の人間をいかに活かしながら外部(顧客)へ価値を与えるかということである。 つまり生産性を向上さ…

知識創造企業(新装版)

[概要] 有名なSECIモデル発表の後に出された本。25年の時を経て新装版になっている。 そのためモデルケースは古いものになっている。 アジャイル開発で使う言葉、スクラムはここから生まれたのである。 戦史に対する話は少し疑いがある。 知識創造企業(新装…

イノベーターの条件―社会の絆をいかに創造するか (はじめて読むドラッカー (社会編))

[概要] イノベーターの条件というタイトルながら、いかに経済的価値を得るか、マネジメントするかといった話はしていない。 基本的に歴史や政治体制の分析が描かれている。 そこから読み取れることは、時代の変革をイノベートするための条件である。 この本…

トヨタ流マネジメント力―最強企業「人づくり」の真髄

[概要] トヨタの人材マネジメントという風に書かれているが、実際に読んでいくとトヨタ流の生産管理等の話を背景に、どういう企業であるべきかという事を書いている。 つまり人材育成というよりも、いかに組織文化にトヨタ流のやり方を浸透させているのかが…

〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

[概要] インターネットの発展を追っていく中で「名詞は動詞化する」という著者の気づきが明快にまとめられてある。 つまりこれまでは概念でしかなかったものが、インターネットを使って写像すると現象として現れ、社会に実際に影響しているということである…

サービス品質革命 「顧客とともに、CSを超えて」NECフィールディングの挑戦!

[概要] NECフィールディングという企業の取り組みを通じて顧客満足とは何であるのかを考え、紹介している本。 この本ではサービスとは何かを再定義しようとしている。 サービス品質革命 「顧客とともに、CSを超えて」NECフィールディングの挑戦! 新品価格¥…

コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった

[概要] コンテナはどのように生まれて広がっていったのかが詳細に書いてある本。 コンテナを商業的に普及させたマクリーンの行動を中心に、海上輸送産業全体の動きが記載してある。 コンテナが普及したことにより世間にどういう影響が起きたのかを、様々な立…

競争戦略論〈2〉

[概要] 1巻と比べて、物理的な立ち位置に重きが置かれている。 それらをこの本ではクラスターと呼び、地域内での価値連鎖などについて論じている。 競争戦略論〈2〉 新品価格¥3,899から(2021/3/28 20:32時点)

競争戦略論〈1〉

[概要] 競争戦略の論文で有名なマイケルポーターの著書の翻訳版。 この本では企業が業界内、産業内でどういう立ち位置でいることが必要であるのかという事を中心に説明している。 競争戦略論〈1〉 新品価格¥3,933から(2021/3/22 00:01時点)

プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか

[概要] 知識社会の中で一流の仕事をするために、個人はどうあるべきかどのように自己実現をするかについてまとめられた本。 すべての自己啓発本の基礎になるような内容である一方で、ドラッカーにしては比較的読みやすい内容である。 アジア史に関して若干の…

イノベーションと企業家精神

[概要] ドラッカーの書いた数ある名著の一つ。 イノベーションの七つの機会や企業家に必要となるマネジメント、戦略、心構えについて記載してある。 久しぶりに読んだが、改めて内容の濃さを感じた。 イノベーションと企業家精神 (ドラッカー名著集) 新品価…

都市の再生を考える〈第4巻〉都市経済と産業再生

[概要] 都市再生というテーマで職住分離から水俣地域の環境再生、京都の文化など幅広く扱っていた。 これからテレワークにより、住み方と働き方が変化するように思う。過去の変化を知っておくのは面白いように思う。 岩波講座 都市の再生を考える〈第4巻〉都…

技術者のためのマネジメント入門―生きたMOTのすべて

[概要] 入門とタイトルにある通り、MoT的には入門的な内容である。 ただもう一回り簡単な内容の本を読んでからのほうが理解ははかどるかも知れない。 内容はMoTとは何かという話から、組織論、知財、マーケティングなど基本的な内容をおさえているように思う…

勝ち残るためのM&A戦略 技術過信が製造業の危機を呼ぶ!

[概要] M&Aというテーマで知的財産の話や会計的な話、実際の事例など幅広く記載している。 大事なことは、M&Aは一つの手段であり自社技術の立ち位置を把握し、必要な投資を行える体制を築くことである。 勝ち残るためのM&A戦略 技術過信が製造業の危機を呼ぶ…

ホンダの価値観 ――原点から守り続けるDNA

[概要] ホンダOBであり、主に海外での事業開発を行っていた筆者のエッセイ的なホンダ紹介本。 筆者個人の経験から見えるホンダの企業文化像が主であり、創業者の本田宗一郎とのエピソードもちりばめられている。 ホンダの価値観 ??原点から守り続けるDNA …

ビジネスモデルイノベーション―知を価値に転換する賢慮の戦略論

[概要] ビジネスモデルというテーマに対して、組織論やデザイン思考などの多くの点から述べている本。 個人的にはシンガポール政府で実施されている制度が興味深かった。 ビジネスモデルイノベーション?知を価値に転換する賢慮の戦略論 新品価格¥2,380から(…

イノベーションの相互浸透モデル―企業は科学といかに関係するか

[概要] 産業と学術という大まかな流れの中で各自の論文を寄せ集めた形である。 産業界と学会の在り方、関係性を考えることで日本の産業の後退を解き明かすことを目的としている。 実際産学連携の流れやオープンイノベーションの流れは日本にも浸透してきてお…

世界を動かす技術思考 要素からシステムへ

[概要] 製品を構成するには各部分の優秀さとそれを全体的にいかにうまく取りまとめるかが重要になる。 この本では全体を取りまとめる仕組み、システムについての重要性を書いている。 それは単にすり合わせ産業といった言葉でまとめるのは到底言葉足らずな気…

ビジネスモデルの教科書―経営戦略を見る目と考える力を養う

[概要] 今世の中にある有名なビジネスモデルを列挙し、その特徴や欠点をまとめ上げた一冊。 ビジネスモデルという言い方を変えるなら、「どういう方法で収益を上げるよう工夫しているのか」とでもなろうか。 ビジネスモデルキャンパスというフレームワークに…

シリコンバレー・アドベンチャー―ザ・起業物語

[概要] スマホの祖先はPDAだと思うが、PDAのさらに一世代前、Windows95の発売前にタブレット上のパソコンを開発しようとしベンチャーを立ち上げた人物の手記。 当時の様子を克明に記してあり、いかにベンチャーで成功するのが大変かという事が手に取るように…

ビジネスモデル分析術 数字とストーリーでわかるあの会社のビジョンと戦略

[概要] 財務3表をもとに会計的な点からビジネスの良しあしを考察している本。 実際のモデルの部分への考察はほとんどなく、各企業の有名な話が載っている程度。 GAFAなどを過去を振り返りながら勉強するには面白いかもしれない。 ビジネスモデル分析術 数字…

IBM お客様の成功に全力を尽くす経営

[概要] IBM復活にかけて内部でどのようなことが起きたのか、成功体験から脱却しどのような変革を起こしたのかを経営陣の話をもとにまとめてある本。 IBMはサービスというものをいかに科学的に考えているのかが伝わる。 IBM お客様の成功に全力を尽くす経営 …

「科学技術大国」中国の真実

[概要] 10年前の中国の科学技術や大学、企業の研究環境の実態などをまとめた本。 現在話題になっている、千人計画やコロナの発端と騒がれたウィルス研究所など、今読んでも当時の実態から現在への影響を考えることが出来面白い。 「科学技術大国」中国の真実…