[概要]
15年ほど前に書かれたソフトウェアの知的財産に関してどう取り扱っていくべきなのかという本。
基本的な特許の説明もあり、ソフトウェアの事例と比較しながら進めていく。
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[感想]
大学院で少し聞いたことがあるので全く知らないわけではないが、実際に条文として知財に関する勉強をするのはなかなか大変だった。
考え方としては、かみ砕けばもっと単純でシンプルになるのかもしれない。
ただ法律という特性上の問題なのかどうしても堅苦しい書き方になってしまう。
ドキドキメモリアルの著作権に関する訴訟は聞いたことがあったが、ここではすごくて稲に書かれており、当たり前ではあるがすごく興味深かった。
プログラム自体もそもそもif文など単純な組み合わせからできており、実際のビジネスや思考の動きをどのようにトレースできるか、具体的に記述できるのかが重要に思えた。
ビジネス特許なんて言葉もあるが、模倣されないようにいかに文体を整えるのかというのは試行錯誤が必要な作業に思える。
弁理士という資格が難関な資格であるのもうなずける。
数年前に特許庁でデータベース化を行ったおかげで、審査がより高速になったと聞いた。
今後世界中との競争が活発になるにつれてどんどん知財の役割が重要になってくるであろう。
それに先駆けて土台整理を行えたのは良い動きであると思う。