[概要]
データを取得し、それをもとに確率を出したり最適な広告を紹介しる仕組みが一般的になっている。
そんな中で一人の人間の持つ情報の価値はいくらになるのか、どういう仕組みで情報から価値を産み出すビジネスが考えられているのかが紹介されている。
パーソナルデータの衝撃??一生を丸裸にされる「情報経済」が始まった 新品価格 |
[感想]
二度目の読了。
個人情報流出から個人の価値について考えるという点はおもしろい。
個人情報はせいぜい500円やその程度の価値しかない。
一人ひとりにとってはプライバシーとして重要な情報でも、利益を上げるための源泉として考えた場合には、高々このくらいの金額であるということである。
主観であるが、プライバシーの価値というのは思ったよりも安いなという風に思う。
個人情報を集めて新たなサービスを提供するというのは今の時代ではよくあることであるが、先行きが気になる。
ヨーロッパでは個人情報の扱いが厳格化されいてる。
一方で中国では個人ランクを国主導で決められている。
いろいろな国で様々な政策を設定し、そのもとで各企業がそれぞれの対応を取っている。
問題は日本人の情報が外部にいかに漏れないかということである。
ラインのサーバーは韓国にあり、情報が抜かれているという話がある。
日本人の個人情報は国内で管理をするべきであるし、それを重要に管理すべきである。
個人情報という枠組みのみならず、その他の重要な情報も含めて国内でどう保護していくのかという部分を決めていかなければ、他国にいいように使われてしまう。
情報経済となる前に、情報への体制を整えておかなければならない。