技術経営卒の書庫

自分が読んだ本について、内容を忘れないようにメモしていこうと思います。このサイトはアフィリエイト広告を利用しています

2020-01-01から1年間の記事一覧

ビジネス難問の解き方―壁を突破する思考

[概要] 問題を解決するには根拠のない空想や理屈の並べ立てだけではなく、現場現物主義になるべきであるという事を説いている。 それになぞらえた著者の経験や考えをまとめてある。 問題の解決方法ではなく考え方のスタンスについての本である。 ビジネス難…

ドラッカーの遺言

[概要] ドラッカーの亡くなる半年前に行われたインタビューをまとめた一冊。 余白も多く、ページ数も少ないためドラッカーにしては読みやすい。 日本に対してのメッセージが多く記されている。 ドラッカーの遺言 (講談社BIZ) 新品価格¥2,480から(2020/5/3 1…

なぜ技術経営はうまくいかないのか―次世代の成長を生み出すマネジメント

[概要] 技術経営自体の否定ではなく、安易に答えを出す秘策として技術経営にすがることを否定している。 内容としては、経営者側はどうあるべきか技術者はどうあるべきかといったことや、目の前の技術だけでなく産業から考え新たな事業戦略の手を打っていく…

アップルとシリコンバレーで学んだ賢者の起業術

[概要] アップル製品の販売に携わっていた日系アメリカ人の著作。 起業やビジネスについて幅広く取り扱ている。 ヒト・モノ・カネ・技術を全て取り扱っているが、それらをみな筆者の視点で分析している。 アップルとシリコンバレーで学んだ賢者の起業術 新品…

現代マーケティング―ICT時代の新しいコミュニケーション

[概要] 基本的なマーケティングのフレームワークやサービス業的視点からのオンライン上でのマーケティングの分析、オンラインを通じたマーケティングの実例などが載っている。 現代マーケティング?ICT時代の新しいコミュニケーション 新品価格¥3,520から(20…

マネジメント1 務め、責任、実践

[概要] ドラッカーのマネジメントを4部作に分けたうちの第一部。 成果とは何か、そのために組織はどうあるべきかという事を中心に説いている。 翻訳者が違うため、普段よりも感じ方が違いかもしれない。 マネジメント1 務め、責任、実践 (日経BPクラシックス…

なぜビジネス書は間違うのか

[概要] ハロー効果によって歪められた研究成果やビジネス書に対して警告を行っている本。 事例を知るというより、一つの考え方を提示してくれる本。 なぜビジネス書は間違うのか 中古価格¥1,482から(2020/4/19 08:58時点)

ソニー 失われた20年 内側から見た無能と希望

[概要] ソニーの経営陣を悪役とし、その経営手腕の批評をしている本。 半ば愚痴めいた書き方になっている。 経営陣からみたソニーの歴史以外にも、ところどころにある人生哲学のような内容に深みを感じる。 ソニー 失われた20年 内側から見た無能と希望 新品…

現代語訳 論語と算盤

[概要] 渋沢栄一の論語と算盤を現代語訳した一冊。 論語の内容を用いて生き方を諭してくれているような内容であるように思う。 現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書) 新品価格¥886から(2020/4/9 09:38時点)

隠れた人材価値

[概要] 成功している企業がいかに人材の価値を引き出しているのかを検討するために複数の事例と共にまとめた本。 多くの事例では企業の価値観をきちんと伝えることによりうまくいっているように感じたが、それ以外の要因もあるのだろうかと考えてしまう。 隠…

貢献力の経営

[概要] NTTデータで行われている社員間のSNSの話などを例に話が展開されている。 自分の所属している部門の中でのみ行動するのではなく、外部と意見を交換しながら活動することで自分を社会の一員であると認識しながら貢献しようという話。 貢献力の経営(マ…

ものづくり経営学―製造業を超える生産思想

[概要] 製品のアーキテクチャに着目して様々な業界について分析した本。 製造業だけではなく、サービス業も構造的に分析している。 内容は充実しているように思う。 ものづくり経営学?製造業を超える生産思想 (光文社新書) 新品価格¥1,320から(2020/3/29 14…

創生の時―往復書簡〈2〉

[概要] ダイエーを築き上げた中内氏とドラッカーのファックスのやり取りをもとに、書籍化したものの後編 前巻では問題提起が主であったが、この巻では問題解決に対する考え方に重きを置いて話している。 創生の時?往復書簡〈2〉 (往復書簡 (2)) 中古価格¥20…

挑戦の時―P.F.ドラッカー・中内功 往復書簡〈1〉

[概要] ダイエーを築き上げた中内氏とドラッカーのファックスのやり取りをもとに、書籍化したもの。 ほとんどの内容は中内氏が質問し、それにドラッカーが的確にこたえるといった流れで進んでいる。 産業の空洞化の話や日本の教育は画一化しており悪であると…

世界で勝負する仕事術 最先端ITに挑むエンジニアの激走記

[概要] 東芝で半導体製造をしていた方が、学生時代から大学教員になるまでを振り返った本。 全ての時代の振り返りをまんべんなくしている印象。 世界で勝負する仕事術 最先端ITに挑むエンジニアの激走記 (幻冬舎新書) 新品価格¥407から(2020/3/20 17:57時点)

ソーシャルシフト―これからの企業にとって一番大切なこと

[概要] Twitterやブログなど、個人間のやりとりがネットを通して普及した社会において、それの有効活用について説いている本。 ソーシャルメディアでなくてもいいような内容も多い。 中身の半分以上が、事例としてソーシャルメディアに関する話である。 ソー…

インダストリー4.0-ドイツ第4次産業革命が与えるインパクト-

[概要] ドイツの政策であるインダストリー4.0について解説した本。 日本との比較や、他の国の事情も併せてまとめられている。 インダストリー4.0-ドイツ第4次産業革命が与えるインパクト- (B&Tブックス) 新品価格¥1,980から(2020/3/19 17:35時点)

ウェルチ

[概要] GEの全盛期にCEOを務めたジャック・ウェルチの戦略や経営手法について、その背景とともにまとめられた本。 実際の出来事とその場面での本人や側近のセリフから当時の様子を伺い知ることが出来る。 ウェルチ 中古価格¥1から(2020/3/19 17:35時点)

ビジネス・セレクト4 イノベーションを生みだす力

[概要] 知識を組織内でどう生かすかにかすかについてと、製品と効用の話、最後に実際の企業事例のインタビューの3つの構成。 図が多くて見やすいが挙げられている事例の正当性に疑問を持つところがあった。 BBT ビジネス・セレクト4 イノベーションを生みだ…

富の未来 下巻

[概要] 富の未来の下巻。 文化の変遷、貧困問題と産業の波、先進国の動きについてまとめてある。 予測されていた未来と近い現実もあるため納得のいく部分はが多い。 富の未来 下巻 新品価格¥1,795から(2020/3/19 17:33時点)

富の未来 上巻

[概要] ドラッカーのように、これまでの人類の変化から今後の進みゆく道を指摘している。 生産過程の同時性による問題や、今では当たり前な生産消費者の話題がこの本の中心になっている。 富の未来 上巻 新品価格¥1,330から(2020/3/5 18:32時点)

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

[概要] ジョブズの過去のプレゼンをまとめ、その傾向から学ぶべきところを示した一冊。 どちらかといえば伝記の一種に近く、著者がジョブズに惚れ込んでいるのが分かる。 シンプルにするべきであるという考えは日常的に使えそうではあるが、他は普段から使え…

スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション

[概要] ジョブズの行ったイノベーションを7つに分類し、各内容ごとのエピソードを添えた一冊。 ジョブズのエピソードの他にも一般的な成功事例も挙げてあり、ジョブズと他の事例でおよそ半々の内容になっている。 スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション…

未来への決断―大転換期のサバイバル・マニュアル

[概要] 1995年までの世相から、社会の変化を予期するためにこれまでの社会の変化を緻密に分析した一冊。 特に社会保障の在りかたについての記載は面白かった。 政治に期待している人がどれだけいるのかはわからないが、期待が裏切られくすぶる思いを言語化し…

ポスト資本主義社会―21世紀の組織と人間はどう変わるか

[概要] 1990年代当時の社会情勢から2020年ごろの将来の様子を推定して書かれた一冊。 ドラッカー自身は2020年ごろには変化はひと段落しているといった体で書いているが、果たしてどれほどその通りにおりになっているのかは不明である。 ポスト資本主義社会―2…

申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。

[概要] 元コンサルをやっていた著者が、コンサルで使うフレームワークに依存して経営や人事を考えることがいかに危険かを、その実体験をもとにつづった一冊。 フレームワークの批判ではなく、考える事が大事であることを伝えてくる。 申し訳ない、御社をつぶ…

技術経営の考え方~MOTと開発ベンチャーの現場から~

[概要] 技術経営の本というよりか、著者の新規事業設立の際の問題点などを事例としてつづった本。 事例としては面白い。 技術経営で一度は目にする、技術の発達過程と障壁(死の谷など)の定番の図は問題ないが、著者の作った図があまりにも分かりにくい。 技…

ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる

[概要] 2000年前後に発表した論文を選んでまとめてある一冊。 これまでの社会の変化から、今後の変化を予測してあり、実際にその方向に社会が変化している節もあるように思う。 全く色あせていない内容であった。 日本に関する分析が多く、すべてに詳しいわ…

桁外れの結果を出す人は、人が見ていないところで何をしているのか

[概要] サンリオの常務取締役のこれまでの歩みから、どのように行動すべきかをまとめた本。 内容は極めてシンプル。 桁外れの結果を出す人は、人が見ていないところで何をしているのか 新品価格¥780から(2020/1/27 15:11時点) [感想]

テクノロジストの条件

[概要] 古くは技術は存在せず、技能のみであった。 これは職人の技のように秘伝的に方法が散らばって存在しているだけであった。 しかし技能を体系的にまとめたことで技術として一般に普及させることが可能になった。 生産の中心は技能を持っていた人だけで…