[概要]
サンリオの常務取締役のこれまでの歩みから、どのように行動すべきかをまとめた本。
内容は極めてシンプル。
桁外れの結果を出す人は、人が見ていないところで何をしているのか 新品価格 |
[感想]
時折ストイックな内容がかいてあり、その姿勢の厳しさが成功につながるのかなと考えた。
刺激にはなると思う。
この本の中で一番重要な考え方は、成果を出すために事前に上司に何をすべきかを聞くということであると思う。
ドラッカーも述べていたが、知識社会では成果が特に重要になる。
製造などと違い、量よりも質で定義されるため、どういった結果が望ましいのかは事前に明確にしておかないと、遠回りや失敗をしてしまう。
また学ぶ姿勢は知識労働が増える中で必要な要素であると思う。
深い専門性までとはいかなくとも、相手の立場や仕事の前後の流れを把握するだけでも、成果を生み出しやすくなるように思う。
全体を踏まえて、方法論としての部分はともかく、考え方は重要であると思う。
反面、大きな実りは感じなかった。
非凡なことでも重ね続けられる力が大きな差を生むのではないだろうか。