[概要]
ドラッカーの著作の中から重要そうな言葉とその出典を選び出しまとめた本。
テーマごとにまとめてあり、出典もあるがフレーズからだけでは意図することをすべて把握できないように思う。
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[感想]
フレーズだけなのでこの本から大きく学べるような中身はない。
あくまでも著作をある程度読んだ後に復習として読むと考えるべきであると思う。
気になった内容としては、
強みは内部から見えないという点
どうしても自分の苦手なことばかり注目してしまい、自分の知識や能力に特別性を感じなくなるというのはなるほどと思った。
またマーケティングは顧客からスタートするという点も重要な観点であると思う。
そしてそれを把握するために、顧客の支出配分について考えることで自社の製品の役割を把握するというのも貴重なアイデアであると思う。
利益を事業の妥当性の尺度として捉えるのもドラッカーならではの観点であると思う。
確かに利益を上げられる企業はそれだけ外部に価値を提供しているという事である。
その事業の妥当性や正当性を考える重要な尺度である。
コスト削減をキャンペーンとして行うというのも、前に見た内容だが重要なように思う。
一時的なキャンペーンを行うことで満足してしまう場合というのは非常に多い気がする。
そういったことを防ぐためにも、組織構造の重要性も改めて考える必要がある。
システムを考えることはマネジメントには不可欠であると思う。