技術経営卒の書庫

自分が読んだ本について、内容を忘れないようにメモしていこうと思います。このサイトはアフィリエイト広告を利用しています

マネジメント[エッセンシャル版]

[概要]

ドラッカーのマネジメント4冊組の中から重要な内容を凝縮した1冊。

ページ数もずいぶん少なくなっているためかなり読みやすい。

マネジメント[エッセンシャル版]

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[感想]

あれだけ時間をかけて読んだ本が基本的にこの1冊で対応できている。

それだけ濃度が濃い内容とも考えられる。

 

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トップマネジメント・経営層の話が気になった。

大手企業では別の大手企業の経営者が外部から招かれている場合が多い。

そのことをマネジメントとして機能していないというのは納得が出来るように思った。

取締役会がお友達同士になっていない企業というのはどれだけあるのだろうか。

それこそ富の分配を妨げる動きであるように思う。

少なくともアメリカでこの体制が規制されない限りは日本も同じようにはならないだろう。

お互いに肩を持ち合うことで経営責任に対する対価として多額の金額を受け取ることが出来るのであれば、この機会を逃す人は多くないだろう。

 

また企業の適切な規模の話が気になった。

日本では解雇が難しいため、適切な規模を維持することは難しい。

アメリカでは何か問題があるとすぐに解雇され、適切な規模になっている。

何が一番正しいのだろうか。

どんな人材も外部調達で問題ないというのであれば、はじめから社員を雇うことなく規模に応じることが出来る。

一方で調達コストが高くつく場合がある。

その逆で全て内製のために雇用を行えば、固定費的に経費が掛かる。

当たり前のことであるが、日本ではこの極端な2つのパターンばかりのような気がする。

それを埋め合わせるために非正規雇用があるのかもしれないが、それはそれで社会にひずみを生むようにも思える。

会社の適切な規模というのは階層や組織構造以上に面白いトピックのように思える。