[概要]
組織に関する研究とそれがどういった内容か、大まかなテーマごとにまとめてある本。
実際に例を挙げて書いてあり、 こういう場面に対する研究成果としてはこういう回答があった。
というような流れになっている。
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[感想]
冒頭にある、「この会社」という表現、「うちの会社」という表現。
思わずニヤリとしてしまった。
こうしていつの間にか組織に属することが当たり前となり、組織変革を中から実行する側に回るのであろう。
内部ではこれまでもこれからも同じ流れで進もうとする力がありそれを捻じ曲げるのはかなり大変なことであると思う。
そういった中で中間管理職が、自分の理想と組織の流れとに押しつぶされてしまうのかもしれない。
性能はスピードにかなわないという言葉もあった。
ベンチャー企業などは特にそういった点を気にするのだろう。
政治は遅く、企業は早い。
日本では特に規制関係がゆっくりしている。
このままでは置いていかれて追いつけなくなるかもしれない。
目標を絞ってからの早く動くことの大切さを考えるべきである。
現状に適応し過ぎると返ってそれが束縛になる。
後出しの発言になるが、今回よい事例として挙げられていた経営者、特にカルロスゴーンは今では犯罪者扱いとなっている。
真偽のほどは定かではないが、いい話を聞くどうしてもいいストーリ―にばかり目がいくのが人間の差がかもしれない。
物事を正しく判断して組織に落とし込むためには、きれいな話だけではどうにもならないかもしれない。
忙しくて絵が描けないのではなく、絵が描けないから忙しいのだという発言。
今の自分にも当てはまるような気がする。
結局は目指すべき方向を定められていないからこそ無駄に回り道しているのかもしれない。