世界最高MBAの授業
[概要]
MBAの授業を実際に受けた学生が、どういった授業にどのように感動したのかをまとめている本。
授業のイメージはつくものの、学生へのインタビューと授業の感想をまとめた本という印象。
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[感想]
全体的な内容として、求めていたものは得られなかった。
もう少しエッセンス的に絞り込んでいるのかと思いきや、基本的に授業の概要とその時どう感じたのかのインタビューが載っている印象。
その大半は人格形成に関するような内容であり、本の内容から実践自体は出来るがこの本の内容だけで、勝手知ったるで行動するとおそらく誤解してしまうように思う。
参考になった点をあげるとすれば、投資家の前で説明するときにどう表現するかという話を聞いて、前に読んだベンチャーキャピタリストの話の信ぴょう性が増したことである。
まさしくどう表現するのかは、同じようなプレゼンに晒され続けている投資家の目を引くには重要な点であると思う。
またヴィンテージバイクの販売のウラルモトの話は、ドラッカーのIBMとパンチカードの話を思い出した。
製品自体を変更せずとも、どこに需要があるのかを見抜き適切な市場に届けるだけで価値を生むことが出来る。
これこそがイノベーションの真髄であると改めて感じた。
今回リバース・イノベーションという概念を初めて聞いた。
今では当たり前になっているところもあると思うが、新興国のアイデアを先進国の企業開発に使うことをリバースイノベーションと呼ぶらしい。
この呼び方概念を初めて聞いた。
リバースイノベーションの他の事例も気になるところである。