[概要]
起業するにあたって必要としていることがいくつか書いてある。
夢を持てば叶うというスタンスで基本的に書いてある。
起業といっても本人の満足次第でどこをゴールにもできるのであるが、抽象的過ぎる内容に見える。
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[感想]
起業に関する情報、いかにアイデアを産み出すかというようなことや資金繰りについて気を付ける事などいろいろと書いてある。
一方で内容も広すぎており、各論もあきらめなければ叶う 的なスタンスが多いためかなり抽象的な内容に感じた。
とりあえずどんなものか知ってみよう という立場の人には勧めてもよいが、それ以上を求めているのならお勧めできない内容であった。
ゴールドラッシュで炭鉱者よりもスコップを売っていた人の方が儲けた話をなんとなく思い出してしまった。
個人的には本の間にある、アイデア一覧みたいな内容がよかった。
現在実際に起きているようなビジネスもあり、着眼点がいいなと思ってしまった。
結局アイデアは多産多死で行くしかないのかもしれない。
劇的なアイデアを思いつきで出せるほど甘くはないのであろう。
また日産のゴーンがSUV市場に売れるようなおしゃれな車を引っ提げて参入してきた話も面白かった。
必要ないから買わないのではなく、魅力的なものがないから買わない という心理はもしかしたら他の業界にもいろいろと落ちているのかもしれない。
ここでいう魅力の掘り下げはなかなか難しいものなのだろう。
また商品がいつ売れなくなるのかという重大な問題は、もう少し掘り下げてほしい内容であった。
陳腐化と簡単に言うことはあるが、何をもって陳腐 なのか全く考えたことがない。
その商品の魅力とは何か、何が陳腐なのか。
この辺をきっちり考えられる人材になることは重要に感じる。