技術経営卒の書庫

自分が読んだ本について、内容を忘れないようにメモしていこうと思います。このサイトはアフィリエイト広告を利用しています

実践! MBAトレーニング 新・ビジネス思考 (ボンド大学・BBT MBAプログラム)

[概要]

20年近く前に行われた、大前研一率いるMBAの衛星授業での授業外でのチャットディスカッションをまとめた一冊。

実際にどのような授業が行われたのかは大まかにしかわからないため、彼らの授業後のディスカッションだけでは学びにはなりにくいように感じる。

実践! MBAトレーニング 新・ビジネス思考 (ボンド大学・BBT MBAプログラム)

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[感想]

授業後の感想や考えを深めるためのディスカッションチャットの内容を一部加工して書籍化している本である。

そのため言いたいことは伝わるものの、この本を読んで新たに理論を身に着けるというよりは、対話形式の中でアイデアを探していくという方が近いように思う。

 

読んでいて感じたのは20年前も今も企業内での悩みは変わらないという点である。

組織ではIT化が進んでおらず、いかに自分の既得権益を守るのか そういう職場の愚痴がちらほら見かけられた本であった。

読みやすくはあるが、収穫は多くないように思う。

 

当時の状態ではアービトラージは新しいことのように思えるが、現在ではネットに価格情報はすべて乗っており、今の時代では行いにくいビジネスであるように思う。

技術の進歩やビジネスの発達により、当時では新しくても現在では一般になっていることは多くある。その中でもまだ誰も目に付けていないことはいくつかあるのではないか?

読んでいて、いつの時代も悩みは同じようなものだなとは思いつつ、まだまだ誰にも目をつけられていないような点もあるように思えた。