技術経営卒の書庫

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企業の経済学

[概要]

経済学の入門書的な立ち位置の本。

いくつか難しい数式が出ており、そこがとっつきにくいが他は分かりやすい。

 

企業の経済学 (日経文庫)

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[感想]

教科書的な内容をうまく例を挙げながらまとめていたと思う。

一部初見で分かりにくい数式があったがそれ以外はおおむね分かりやすいものである。

個人的に面白かったのは、「他店よりもうちの製品の価格が安ければ値引きする」という、最低価格保証を打ち出している家電量販店の例である。

結果として他社の値下げする気力を奪い、価格が均衡に近づきカルテルになるという仕組みは知らなかった。

単純に安さのアピールだけかと思いきや、そのような事情があっての方法とは知らなかった。

宣伝かつ価格維持に結果としてつながるのであればやって損はない方法である。