[概要]
ドラッカーの過去の寄稿文からテーマごとに抜粋した本。
各章が簡潔に書かれているため、非常に読みやすい。
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[感想]
自らをマーケティングするという話は非常に面白かった。
これから働き始める私にとっては、自分の価値を高めるために何をどうすべきなのかを教えてもらったように思う。
これと同様に利益についての考え方もいかに外部に目を向けるかであるかと言っている。
成果も利益も常に外部に目を受けるところから始まり、そのために自分が何をできるか、何をしたいかを考えなければならない。
また利益の章は事業評価についての考え方でもあるため、株取引などをする際の考え方の指標になったと思う。
今までは利益率や配当ばかりみていた。融資を受けることで利益を買っているという表現は自分の考えに刺さった。
たしかにそのようにしてその場しのぎをうまくしている会社は多いように思う。
キャッシュフローの読み方をもう一度勉強し、どういった企業に投資すべきかを考える必要があると思う。
それ以外にも30年近く前の洞察とは思えないほど深い分析がなされており、どこからでも気づきがあるような一冊であった。
比較的すぐ読めるのでまた読みたいと思った。