[概要]
現在研究に必要な計量経済の基礎知識を身に着けるために読んでいる本。
主に研究用にも書かれており非常に読みやすかった。
統計的処理をする必要がある学問では全般的に使える内容が記載されている。
試験対策や理屈を理解するための自己学習に使うというよりかは、計量経済的なシミュレーションを行う際にどういったところに着目すべきかが内容のベースとなっている。
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[感想]
賃金格差などよくあるテーマをもとに計算例が書かれている本は見かける。
一方でこの本はそれらの例に加えて、実際の論文を用いている。
そのためどういうときに何を目的としてその手法を用いたのかまでも理解しながら勉強することが出来る。
実際に記載されている論文などと突き合わせながら読んでいくと理解がさらに深まるように思う。
しかし数式的な的な理解よりも、どのような場面でその手法を使うべきなのかに焦点があるため、数式的な部分から理解したい場合にはこの本だけでは物足りないのではと思う。