[概要]
盲目的にサービス残業したり、長時間労働を美徳としているままではいけない。
労働だけの人生であってはいけない。
「社畜」として生きるのではなく、生き方の多様性をもっと追いかけてみるべきである。
あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。 新品価格 |
[感想]
日本の昔の労働形態は家族経営で終身雇用が当たり前であった。
だからこそ会社のために滅私奉公できていたが、現在は違ってきている。
リストラも当たり前になり、大企業も一寸先は闇が当たり前である。
なのに昔の滅私奉公の風習ばかりは残ってしまったままである。
盲目的に労働を美徳としているままではいけない。
労働だけの人生であってはいけない。
それを教えてくれた本であった。
確かに私も将来働くことや、その時にいかにうまく立ち回るかばかりを考えてきていたような気がする。
もう少し生き方についての考えを緩めるべきかもしれない。
気楽に働かないと心身を壊してしまうかもしれない。
自己紹介をする時に、自分の人格の紹介ではなく自分の所属の紹介ばかりしてきているような気がする。
私以外にも、会社での所属やそこでの役割ばかりの自己紹介をする方も多い気がする。
これはもしかしたら、社畜的な思考の表れなのかもしれない。
会社と自分の切り離しが、まるでできていない。
個性よりも所属や役割からでしか自身の魅力を生み出せないのなら、悲しい生き方である気がする。
自分の魅力で自己紹介ができる人間になってこそ、社畜精神から解放されるのかもしれない。