[概要]
戦略コンサルであるマッキンゼーで採用を行っていた著者の書いた本。
外資の採用に対する偏見と実際に求められている資質についてまとめてある。
その本質を誤解されがちな、「リーダーシップ」の重要性を感じる本である。
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[感想]
この本は私が就職活動をしている最中に読んでいた本である。
実際は半分も読む前に内々定をいただき、「この本を読んだから成功した」というエピソードはない。
しかし本を読むことで、頭の中のおぼろげな「働くということ」とそれに求められている資質について改めて整理することが出来たように思う。
著者はリーダーシップの必要性を説いていた。
出る杭は打たれて、目立つものは避難してよいという雰囲気がある日本で、この資質を持つ人は数多くないのではと感じた。
自分がどういう役回りをすることでプロジェクトに貢献できるかという視点は重要なものであると思う。
「ひとりはみんなのためにみんなはひとりのために」という言葉があるが、誰かに負担を押し付けるだけの、「みんなのために精神」では成長はない。
全体のゴールを見据えて、それに必要な自己犠牲を払うことで、最後に得る成果を最大にする。それがこの本で投げかけられていた人々のあるべき姿であるように思う。
あいまいな言葉やその場しのぎで物事から目を背けず、自分から問い続ける姿勢を持つ社会人にならなければならないと感じた。
